自然色はありのままだから多彩な色を重ね合うことで、深みが増します。
また、見る角度によって、太陽の光と混じり合い彩りが変化して深みのある美しい布地です。
布地を手にとって眺めていると、大自然の中で呼吸しているような感覚に包みこまれて、時を忘れてしまうようです。
わたしたちは、星のカケラからできていると聞いたことがあります。
わたしたちも宇宙の一部だということを思い出すお話ですね。
自然の中からつむぎだされた「
あなたの身体に、ぴたっとはまる星のカケラできている布地もきっとあるかも知れません。
動力を使わずに昔ながらの技法で
丹念に作る、布地作りから始まります。
手紡ぎだから、冬は暖かく、夏は涼しい。
やさしくふんわりと軽い布。
草木染めだから、∞無限色のその季(とき)の彩りで、人をやさしく包み込んでくれる布。
手織りだから、織り手のぬくもりが伝わる
人にやさしい布。
手紡ぎとは、動力の機械を使わずに昔ながらの糸車を使い、人の手で糸を紡ぐ手法です。
綿の量や撚り具合を調整し、太さや張りが均等になるように、紡ぎ糸車を何回も回します。
まるで時間が止まっているかのような、気が遠くなるような作業です。
しかし、機械で紡いだ糸のようには、均一にはなりません。太くなったり、細くなったりします。
この凹凸が人のぬくもりとホッとする気持ちにされてくれるのかもしれませんね。
天然素材であるコットンは、化学的に波長が長く、紫外線を遮断してくれるそうです。
手で紡がれた糸は、機械で均一に作られている糸よりも不均等で、断面が広いので、
一層紫外線から肌を守ってくれているのでしょう。
最近、コットンは汗の吸い取りは良いのだけど、「重くってね」とよく耳にします。
手紡ぎの糸は、表面はやさしくふんわりしているので、汗の吸い取りは抜群で、空気層が厚く断面が広いので、軽く、保温性にも優れています。
しかも吸い取った汗は、空気層が厚く放出してくれるので、夏は涼しく、冷たい空気を温めて逃さないため、冬は身体を温めてくれます。
コットンの特性を活かした、人のさじ加減の曖昧さが紡ぎ出す糸だからでしょうね。
丈夫な糸を作り上げたら、染めの工程に入る前に糸巻きを行います。
糸を掴んで作業場を一日中歩いて
染めてから
それは、布地の柄によって工程は違ってきます。
「
多いもので10色以上の染色をします。
縦糸と横糸が織り成す模様で、布地のデザインによって配置を計算して染め上げます。
経糸と緯糸を交互に浮き沈みさせて織る、平織りでもっともシンプルな織物です。
できあがった模様は、左右対称になります。
糸の配置を精密に計算・設計・作業しなければならないため、職人の高い技術に依る手法で、手工芸品の布地です。
草木染めの色を身に付けると何故か自然とやさしくなれます。
心が「ほっ」となごみます。
自然の色は、ありのままだから、やさしさで包んでくれるのかもしれません。
草木染めの色は、私たちも自然の一員であることを、無意識のうちに教えてくれているのかもしれませんね。
糸を単色だけで染め上げるだけではなく、
束ねて縛ったところだけ染め上がらない単純な技法だけど、
手間が掛かる絞り染めや濃淡を利用して、グラデーションに染め上げることも「
または、「
また、人力で織る手織り機(手機)と、機械の動力で織る力織機があります。
人の力の単純な織機は「手織機」とも呼ばれ、それを手織りと呼びます。
手で紡がれた糸は、布地のデザイン通りに「経糸」と「緯糸」の配列を計算し、人の手で染め上げられた後、
また、何回もの糸巻きを経て、2本の経糸を「機」に通します。
足を使って、経糸を交互に浮き沈みさせて、右手を使い緯糸を通して、左手で、取っ手を引いて織る「平織り」で、もっともシンプルな織物です。
花草紡ぎの布地は、昔ながらの90cmの木製の手織機で、人の手で丹念に織り上げられます。
手紡ぎ糸は、中心の「より」が強くしっかりと、表面はやさしくふんわりとしているので切れやすいのが特徴です。
細いところと太いところがあり斑があるのが糸の風合いです。
切れやすい、ムラがある。
欠点のような言葉の響きがありますが、そのままの欠点が長所で、だからこそ、やさしくふんわりと空気層がたくさん含まれているんですね。
しかし、中心は、強くしっかりしています。職人技が光っている手紡ぎ糸だからです。
心で織る、無心の織りは、美しい。
切れ間ない単調なリズムは、無心な心から生まれる。
織り人の心が、そのまま布地に顕れます。
バッタン・コットン・バッタン・コットン・・・・
手織り機の音は、心地が良い軽やかなリズムです。
布地のデザイン通りに「経糸」と「緯糸」の配列を計算し染色後も、また、何回もの糸巻きを経て2本の経糸を「機」に通します。 足を使って、経糸を交互に浮き沈みさせて、右手を使い緯糸を通して、左手で、取っ手を引いて織る「平織り」で、もっともシンプルな織物です。 花草紡ぎの布地は、90cmの木製の手織機で、人の手で丹念に織り上げられます。 手紡ぎ糸は、中心の「より」が強く、表面はやさしくふんわりとしているので切れやすいのが特徴です。 糸の太さにムラが出来るので、織り上げる時は、切れやすく職人技が必要です。 手織りの布地は、空気層がたくさん含まれており、ふんわりとしていますが、 中心は、強くしっかりしているので柔軟性があります。
工芸の分野で「ランナー文化」と称されるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。
現在でも工芸が盛んな街として知られ、近年はその伝統をベースに、タイ芸術の拠点ともなっています。
中でも「
新しい色彩感覚を取り入れ日本人向けに長年にわたり変化してきました。
星のこ工房がデザインしてタイ北部で縫製もしております。
「星のこ」の洋服は、自然豊かな大木が生い茂り、野生の花々が咲きこぼれ、
色とりどりの美しい鳥の鳴き声を聞きながら、デザインされ、制作されています。
わずかしか生産できないため、一つのパターンで10枚しか制作しておりません。
同じ布地からは1枚~3枚の制作となります。
縫製も一枚一枚を丹念に仕立てあげる、昔ながらのお仕事です。
実店舗でも販売してますので、基本的には、オンラインショップでは1枚の限定販売とさせて頂きます。
売り切れの場合でも、店舗に在庫ある場合もございます。まずは、お問い合わせください。
在庫があった場合、同じ布地から裁断しても布地自体が縦横かすり模様から柄の出具合が違いますので、
何卒、ご理解の上ご注文ください。
また、実店舗でも販売しております。ご注文などが重なった場合は、商品が欠品する場合がございます。
細心の注意を払ってますが売り違いが発生した場合、ご購入をキャンセルとさせて頂く場合があります。
常に最新の在庫をご案内するよう心がけてますが、どうかご理解くださいますようお願い申しあげます。
ろうけつ染めシリーズは、本家扇屋さんの名物女将きいこおばやとの出会いから生まれました。
会津の下駄と花草紡ぎの洋服が結びついたご縁からろうけつ染めシリーズはスタートしました。
本家扇屋さんの白い蔵は、大内宿の中心にあります。昔むかし、大内宿で火災などの災害があった時に、
集落のみんなの大事な保管庫としての役割を果たすために作られた国指定重要文化財に認定されている蔵なのだそうです。
助けあう精神が息づく大内宿が私は大好きです。そして、この蔵を題材に洋服を作りたい衝動に駆られました。
そして、白い綿の布地に、ロウで家紋を描いて墨染めをしました。同時に兎と波をモチーフにした藍染めの布地で洋服を制作しました。
東日本大震災後でしたので、東北を元気付けたくて「負げてたまったか精神」で制作にあたりました。
誕生秘話は、WHERE BUY?—会津本家扇屋で、字幕スーバー付きで動画UPしていますので、そちらもご覧下さい。
ろうけつ染めに使用する布地は、動力で織り上げられた布地を使用して、星のこ工房の企画による製品です。
縫製も一枚一枚を丹念に仕立てあげる、昔ながらのお仕事です。
職人技の伝統工芸の布地作り「ろうけつ染めの大まかな工程」を下記で説明します。
ろうけつ染めのほかにも、同じ工程を2度行ったりする技法を紹介します。
天気に左右されるので、雨季以外の季節を選び、作業しています。
ろうけつ染めで墨染めした後、さらに茶染めをしますと、茶色の筋が入ります。
茶色の筋はどこに出るかわからない、斬新な模様を描き出せます。
星のこの洋服はこちらで販売しております。