手紡ぎ

職人さんの手で優しく強く紡がれる手紡ぎ糸。

手紡ぎとは、動力の機械を使わずに昔ながらの糸車を使い、人の手で糸をつむ(紡)ぐ手法です。
綿の量や撚り具合を調整し、太さや張りが均等になるように、紡ぎ糸車を何回も回します。 まるで時間が止まっているかのようなとても気が遠くなるような作業です。
 しかし、機械で紡いだ糸のようには、均一にはなりません。太くなったり、細くなったりします。 この凹凸が人のぬくもりとホッとする気持ちにされてくれるのかも知れませんね。
コットンは、天然素材で化け学的にも波長が長く紫外線を遮断してくれるそうです。手で紡がれた糸は、 機械で均一に作られている糸よりも不均等で、断面が広いので、一層紫外線から肌を守ってくれているのでしょう。

糸の中心は撚りがかかっているのでしっかりと、
手で紡いでいるので表面はやさしくふんわりと。

手紡ぎ糸は、中心の「より」がしっかりと強く、表面はやさしくふんわりとしています。 人の手加減によって素早く、切れにくい糸に、正確に、つむぐことは、はた織りを何十年も 経験して糸の強弱がわかった職人さんにしか紡ぐことができない難しい技です。どんなに上手な 手織りの名人でも糸が切れやすいのでは、綺麗な布地は織り上げることは出来ません。中心が強く、 表面は優しくふんわりとした糸を作ることが「花草紡ぎ」の布地の第一歩です。
 実は、1本の糸の時は、手で軽く糸を引っ張ると、すっと糸は直ぐに切れてしまいます。 切れ方もブスっと切れるのではなく、絡み合いが解けるようにすっと切れます。 手紡ぎの糸は機械では、織り上げることが出来ません。できたとしても糸が切れやすいので、 その度に、機械を止めるのでは、効率が悪いので、手紡ぎの糸は、人の手で織り上げるしかありません。 (手織り) ところが、縦糸と横糸が絡みあい布地になると丈夫な布地となります。


夏はすずしく、冬はあったかいコットン。
春夏秋冬、季節で調節してくれる丈夫な糸。

最近、コットンは汗の吸い取りは良いのだけど、「重くってね」と良く耳にします。 手紡ぎの糸は、表面はやさしくふんわりしているので、汗の吸い取りはもちろんのこと、 空気層が厚く断面が広いので、軽く保温性にも優れています。しかも、吸い取った汗は空気層があることによって、 放出してくれるので、夏は、涼しく、冷たい空気を温めて逃さないため、冬は暖かく体を温めてくれます。
 コットンの特性を活かした、人のさじ加減・あいまいさが紡ぎ出す糸だからでしょうね。


丈夫な糸から丈夫な布地へと
丈夫な布地は丈夫な足から作られています。

丈夫な糸を作り上げたら、染めの工程に入る前に糸巻きを行います。糸を掴んで作業場を一日中歩いて縦糸を準備をします。 染めてから縦糸の糸巻きをする場合もあります。それは、布地の柄によって工程は違ってきます。→手染めへ続く

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